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7月5日(さくらんぼ,訪問看護・福岡/レインボーアース)

おはようございますキラキラ

レインボーアース虹の樋口です照れ
2年前の昨日。九州北部豪雨が起こった日。
私の実家も被災しました。
勤務中だった私は、ただの激しい雨ぐらいと思っておりそんなに気にもとめてませんでした。
ましてや大きな川が近くにあるわけでもなくのどかな田舎で災害には無縁の地域と思っていました。
とは言え、どんなかなと思って連絡しましたが、自宅の電話はつながらず、母親の携帯に何度かかけ、つながったと思ったら
「流される❕」
その一言のあとつながらず…
ただただ、ものすごい不安と恐怖心にかられました。
災害本部に尋ねてみましたが、レスキュー隊も消防も自衛隊もその地域は完全に孤立し行けないから状況も生存者もわからないと言われました。
絶望でした…
災害発生から3日後、ヘリで救助されましたがどこの避難所にいるかわからず。
友人が探し回ってくれようやくどこにいるかわかりましたが、会いに行った時はぼろぼろでした。濡れたままの洋服、裸足、全身アザだらけ。
そんな状態でしたが、命が助かっただけでも良かった…
その後もたくさんの友人が、衣類や生活用品、食品、車、そして避難所へ両親会いに行ってくれ話し相手になってくれたり、職場の先生も個室だけど、良かったらと提案してくださったり、1時間かけ歩いて実家まできてくれ泥かきをしてくれたり沢山の方に助けられました。
自営業だった為、家も仕事も失い自殺をしようとした父も今は前を向いて生きてくれてます。
今も不明のご家族を待ち続け生きてる方もいらっしゃいます。
自然には勝てない
一言で言いあらわせばこの言葉になるかもしれません。
なんだか自分の言葉も安っぽく聞こえ言葉かけることができませんが、医療現場に立つ一人として命について、災害看護、被災者への寄り添いについて考える日です。